微生物とは微小な生物全体の総称で、特定の生物をさす言葉ではありません。肉眼で見ることができない、または肉眼で細かいところまで観察できない生物は、すべて微生物とよばれます。一般的には一つの細胞でできています(単細胞生物)。ウイルス、細菌、菌類(酵母、カビ、キノコなど)、微細藻類、原生動物とよばれる生物たちが微生物の仲間です。
私たちが住んでいるこの地球。私たちはいろいろな生き物と一緒に生きています。大きなクジラもいれば、小さな昆虫もいます。微生物は昆虫よりもっと小さな生き物です。
微生物の大きさはどのぐらいでしょうか?ほとんどが1ミリメートル以下です。では、カビやキノコは肉眼で見ることができるのに、なぜ微生物の仲間なのでしょうか?実は、私たちが見ているカビやキノコは、一個一個の細胞の集合です。カビの1細胞は数マイクロメートル(1マイクロメートルは1ミリメートルの1000 分の1)しかありません。
小さな微生物の作り出すサイクルは、地球の循環のために大きな役割を果たしてくれています。